来月のフォトキナに向けて、SONYが凄い勢いでデジイチの新製品を発表していますが、そのソニーやパナソニックのいわば「新規参入組」の最大の弱点と言えば、やはりプロユーザーを意識していないところでしょう。

数が出る一般層をターゲットにするのは正しい選択だと思いますが、それでも惜しいと感じる理由は、両者ともにプロも使いたいと思うハードをすでに作っているというところです。

では何が足りないのか? と言いますとすぐに出てくるところでは、「プロサービスと縦位置」でしょうか?
ここで個人向けのプロサービスを語ると長くなるので、別の機会に譲り、縦位置に関してちょっと書きますと、ソニーのαの上位機種はミノルタの流れなので除き… 最近発表の機種には、縦位置撮影への配慮があまり見られません。

ミドルクラスのα550に、かろうじて縦位置グリップが用意されていても、液晶画面は横位置でのチルトでしたし、今度発表されたα55や33でやっとバリアングルになったと思ったら、ニコンの某エントリー機種と同じ底面側ヒンジのモデルでした。つまり最初から縦位置グリップをまったく考えない構造です。もしグリップのことを考えなくても、ローアングルで少し撮ればわかると思いますが、この方向が使いやすいとはあまり思えません。

かといってそのバリアングル液晶を早くから採用しているパナソニックも、縦位置グリップはつきませんね。少し大きめのレンズをつければわかりますが、スチル撮影に縦位置グリップは非常に大事というのが私の考えです。

両社とも、これまでは横位置でしか使われなかったビデオカメラを作ってきたせいかもしれませんが、縦位置をほとんど考慮に入れないカメラ作りは、非常に惜しいです。
今後は出力方法の多様化で、縦位置ビデオ作品は増えていくでしょう。静止画側からの要求だけでなく、そうした意味でももっと縦位置撮影に配慮したカメラを作って欲しいものです。

それと同時に、カメラの底にはビデオピンを受ける穴をつけて欲しいですね。これはビデオ撮影目的の他、縦位置でのカメラの「おじぎ」を防ぐためにぜひ欲しい。と以前から言ってますが、なかなか実現しないので、新規参入組みに特に期待しています。

とか書いてたら… うわさのCanon EOS 60D正式発表。
動画好き待望のバリアングル液晶モニター採用(チョー嬉しい)、バッテリーはLP-E6(かなり嬉しい)、”マルコン”がサブダイヤル内に移動!(エクストラウルトラチョー嬉しい、使い勝手にもよるけど…^^;)、 残念ながらSDカード… 残念ながら9点AFセンサー… 残念ながらライブビュー/動画切り替えレバーが無さそう… て、あれ?バッテリーグリップは??(探す探す…)まさか、そんなハズは…(探す探す←必死)

あっ!ありましたありました。「バッテリーグリップ BG-E9」 縦位置グリップの無いEOSなんて、私には考えられませんので(^^;)。あ~良かった良かった。