バランスは大事
最近、5D Mark2の出番がほとんど無くなっています。
旧5Dの頃は、タイムラグが気になるスポーツや、連射の有効なシーンですら、結局はほとんど5Dで撮影していたのを考えると、我ながらエライ変わりようです。
当時はサブの30Dのほうにほとんど出番がなかったのですが、今は30Dと同じAPS-Cサイズ素子の7Dでほとんど事足りるのが現実で、5D Mark2が必要になるのは、よほど画素数が必要か(あんまり変わりませんが…)、ポートレートでボケが必要な時ぐらいかもしれません。
実際問題、旧5DもMark2も同じ35mmフルサイズ機なのに、どうしてこんなにMark2の出番が無いのだろう?と考えると、ひとつにはMark2のNR無しの生データは、あくまで旧5Dと比較すれば使いにくいこと(これは7Dも同じですが)。二つ目は7Dの総合力が飛び抜けて優れているので、ついそっちを使ってしまうこと(^^;)。などが挙げられます。
しかし純粋に新旧5Dだけを比べるなら、一番違うのはボディバランスかな?と思います。前のサイトにも書きましたが、私はカメラの性能評価では、ユーザーインターフェイスや使い勝手を特に重視するタイプです。
結局5D Mark2のボディは、重心が分散していて、特に手が大きいわけでもない私には持ちにくいのです。これは日本では報道さん以外ではあまり見かけない、「片手持ち」が多い私の場合、大きなストレスになります。
Canonはレンズのカラーバランスを揃えることには、結構気を使っていると思いますが、中級機以下のボディの重量バランスについては、伝統的におおらかと言うか無頓着な気がします。
逆にライバルのNikonでは、普及機以外でボディバランスの悪い機種は、いままで記憶にありません。Nikon機を持ったときに感じる独特の「金属とガラスのカタマリ感(実際はプラの機種でも)」の秘密の一つは、このへんにもあるのかもしれません。
ボディバランスの良いカメラは、やはり持った時に安定感や信頼感を感じさせます。
このへんは、Canon機に欠けていると良く言われる「愛着」や、「所有する喜び」にも、知らず知らずのうちに大きな影響を与えているのではないでしょうか?。カメラは仕事道具である我々には、正直あまり関係ないはずのことですが、メーカーの売り上げには、実は重要なポイントかもしれません。なにせ世間で売れてくれないと、カメラが高くなって我々も困ります(^^;)。
そう考えると、7Dはやはりよく出来ていると改めて感じます。ぜひ次期5Dでもこのへんを考慮して欲しいです。(あ、そして縦位置グリップにもマルコン付けてネ…)